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[ GEN 3 · 任天堂 ]

ファミリーコンピュータ(Famicom / NES)

ファミリーコンピュータ。1983 年 7 月 15 日発売、5,500 円。本体カラーは社内コードネーム「赤白」に由来する。
© Evan-AmosSourcePD

画像アーカイブ

AV ファミコン(HVC-101)、1993 年 12 月発売——初代 FC のライフサイクル延長を目的とした任天堂のコンパクト再設計版。RF 同軸出力を AV ジャック化、筐体を小型化、コントローラを着脱式に変更。8 ビット時代の最終記念モデル。
© Evan-AmosSourcePD

ハードウェア仕様

メーカー
任天堂
CPU
リコー 2A03(MOS 6502 派生)@ 1.79 MHz
PPU
リコー 2C02
RAM
2 KB(CPU)+ 2 KB(PPU)
解像度
256 × 240
パレット
54 色
音源
5 チャンネル(矩形波 ×2 / 三角波 / ノイズ / DPCM)
メディア
ROM カセット(標準 40 KB、マッパーで拡張)

発売日

日本
1983-07-15
北米
1985-10-18
欧州
1986-09-01

累計販売台数

公式数値
6,191 万台(任天堂、2004 年)
コミュニティ合意
日本 1,932 万 / 北米 3,400 万 / 欧州・他 859 万

任天堂 2004 年累計出荷数

派生機種

ファミリーコンピュータ ディスクシステム

1986

任天堂ディスク拡張

ファミコン本体の下に接続する磁気ディスク式拡張機で、メディアコストを下げ、セーブデータにも対応した。『ゼルダの伝説』『メトロイド』は日本ではディスクシステムの記憶と強く結びついている。

シャープ ツインファミコン

1986

シャープ公認一体型モデル

任天堂からライセンスを受けたシャープ製の一体型機で、ファミコン本体とディスクシステムを 1 台にまとめた。赤と黒のモデルがよく知られ、クローンではなく公式ライセンス品として収集価値が高い。

シャープ ファミコンタイトラー

1989

シャープ公認ビデオ制作機

AV 出力と簡易タイトル・描画機能を備えた家庭用ビデオ制作向けの公認ファミコン互換機。ネイティブ RGB 出力でも知られ、現在は映像品質重視のプレイヤーや改造界隈で特別視されている。

シャープ C1

1983

シャープ公認テレビ一体型

CRT テレビにファミコン互換ハードを内蔵した、任天堂とシャープの初期ライセンス製品。ファミコンがテレビに接続する箱ではなく、テレビそのものの一部になった珍しい事例である。

AV ファミコン HVC-101

1993

任天堂公式後期改訂版

固定コントローラを廃止し、NES 風の着脱式コントローラと AV 出力を採用した小型再設計版。8 ビット時代の公式最終モデルであり、実機で FC カセットを遊ぶ手段として現在も人気が高い。

Nintendo Entertainment System

1985

北米・欧州向け再設計版

NES はファミコンを灰色のフロントローディング式カートリッジ機として再包装し、Atari ショック後の小売店が video game console を避ける空気に対応した。単なる外装変更ではなく、北米市場の信頼を再建するための戦術だった。

1983 年 7 月 15 日、任天堂は玩具流通ルートでファミリーコンピュータを発売した——5,500 円。同時期のセガ SG-1000 より少し高いが、専用 PPU を搭載し、家庭用テレビをスプライト描画キャンバスに変えた。当時の子どもたちが見た、最初の動く赤と白のプラスチック箱だった。

発売直後は完璧ではなかった。初期ロットの一部に CPU ロックアップ不具合が発生し、任天堂は無償でメインボード交換を行った。8 ビット時代における初めての「ファームウェアリコール」であり、後年の任天堂が築いた厳格なファーストパーティ品質管理の原点でもある。

1985 年、『スーパーマリオブラザーズ』が登場。横スクロールアクションは累計 4,024 万本を記録し(家庭用ゲーム機シングルタイトル世界一、現在まで未更新)、「プラットフォームジャンプ」というジャンルそのものを定義した。コンビニのレジ横に CM のテーマが流れ、店頭デモのカラーバーがブラウン管に焼き付く。「あのとき、店頭で動いていたのはマリオだった」——そう記憶する人は数えきれない。

1986 年、北米では Nintendo Entertainment System として再ローンチ。1983 年の Atari ショック後に「video game console」を恐れた玩具流通の空気を読み、あえてコンピュータ風の筐体に作り直した。この瞬間から、任天堂の世界は私たちの世界と重なり始めた

代表作

  • スーパーマリオブラザーズ(任天堂、1985)
  • ドラゴンクエスト(エニックス、1986)
  • ロックマン(カプコン、1987)
  • ファイナルファンタジー(スクウェア、1987)
  • メトロイド(任天堂、1986)

CM / アーカイブ映像

ファミコン発売当時のテレビ CM、1983 年 · 任天堂 公式チャンネル