[ GEN 3 · 任天堂 ]
ファミリーコンピュータ(Famicom / NES)
画像アーカイブ
ハードウェア仕様
- メーカー
- 任天堂
- CPU
- リコー 2A03(MOS 6502 派生)@ 1.79 MHz
- PPU
- リコー 2C02
- RAM
- 2 KB(CPU)+ 2 KB(PPU)
- 解像度
- 256 × 240
- パレット
- 54 色
- 音源
- 5 チャンネル(矩形波 ×2 / 三角波 / ノイズ / DPCM)
- メディア
- ROM カセット(標準 40 KB、マッパーで拡張)
発売日
- 日本
- 1983-07-15
- 北米
- 1985-10-18
- 欧州
- 1986-09-01
累計販売台数
- 公式数値
- 6,191 万台(任天堂、2004 年)
- コミュニティ合意
- 日本 1,932 万 / 北米 3,400 万 / 欧州・他 859 万
任天堂 2004 年累計出荷数
派生機種
ファミリーコンピュータ ディスクシステム
1986任天堂ディスク拡張
ファミコン本体の下に接続する磁気ディスク式拡張機で、メディアコストを下げ、セーブデータにも対応した。『ゼルダの伝説』『メトロイド』は日本ではディスクシステムの記憶と強く結びついている。
シャープ ツインファミコン
1986シャープ公認一体型モデル
任天堂からライセンスを受けたシャープ製の一体型機で、ファミコン本体とディスクシステムを 1 台にまとめた。赤と黒のモデルがよく知られ、クローンではなく公式ライセンス品として収集価値が高い。
シャープ ファミコンタイトラー
1989シャープ公認ビデオ制作機
AV 出力と簡易タイトル・描画機能を備えた家庭用ビデオ制作向けの公認ファミコン互換機。ネイティブ RGB 出力でも知られ、現在は映像品質重視のプレイヤーや改造界隈で特別視されている。
シャープ C1
1983シャープ公認テレビ一体型
CRT テレビにファミコン互換ハードを内蔵した、任天堂とシャープの初期ライセンス製品。ファミコンがテレビに接続する箱ではなく、テレビそのものの一部になった珍しい事例である。
AV ファミコン HVC-101
1993任天堂公式後期改訂版
固定コントローラを廃止し、NES 風の着脱式コントローラと AV 出力を採用した小型再設計版。8 ビット時代の公式最終モデルであり、実機で FC カセットを遊ぶ手段として現在も人気が高い。
Nintendo Entertainment System
1985北米・欧州向け再設計版
NES はファミコンを灰色のフロントローディング式カートリッジ機として再包装し、Atari ショック後の小売店が video game console を避ける空気に対応した。単なる外装変更ではなく、北米市場の信頼を再建するための戦術だった。
1983 年 7 月 15 日、任天堂は玩具流通ルートでファミリーコンピュータを発売した——5,500 円。同時期のセガ SG-1000 より少し高いが、専用 PPU を搭載し、家庭用テレビをスプライト描画キャンバスに変えた。当時の子どもたちが見た、最初の動く赤と白のプラスチック箱だった。
発売直後は完璧ではなかった。初期ロットの一部に CPU ロックアップ不具合が発生し、任天堂は無償でメインボード交換を行った。8 ビット時代における初めての「ファームウェアリコール」であり、後年の任天堂が築いた厳格なファーストパーティ品質管理の原点でもある。
1985 年、『スーパーマリオブラザーズ』が登場。横スクロールアクションは累計 4,024 万本を記録し(家庭用ゲーム機シングルタイトル世界一、現在まで未更新)、「プラットフォームジャンプ」というジャンルそのものを定義した。コンビニのレジ横に CM のテーマが流れ、店頭デモのカラーバーがブラウン管に焼き付く。「あのとき、店頭で動いていたのはマリオだった」——そう記憶する人は数えきれない。
1986 年、北米では Nintendo Entertainment System として再ローンチ。1983 年の Atari ショック後に「video game console」を恐れた玩具流通の空気を読み、あえてコンピュータ風の筐体に作り直した。この瞬間から、任天堂の世界は私たちの世界と重なり始めた。
代表作
- スーパーマリオブラザーズ(任天堂、1985)
- ドラゴンクエスト(エニックス、1986)
- ロックマン(カプコン、1987)
- ファイナルファンタジー(スクウェア、1987)
- メトロイド(任天堂、1986)