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[ GEN 4 · NEC + ハドソン ]

PC エンジン / TurboGrafx-16

PC エンジン日本版、1987 年 10 月 30 日発売、24,800 円。発売当時、世界最小の家庭用ゲーム機。名刺サイズの HuCard カートリッジを側面から挿入する設計。
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画像アーカイブ

スーパーグラフィックス(1989 年 12 月、39,800 円)——NEC が間近に迫るメガドライブとスーパーファミコンに対抗すべく投入した、強化 VDP と倍増 RAM 搭載の上位機。だが**スーパーグラフィックス専用ソフトはわずか 5 タイトル**で生産終了——PC エンジン・シリーズ最大の過剰設計商業失敗例となった。
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TurboGrafx-16、1989 年 8 月北米発売——NEC-HE は愛らしい白色小型筐体を野暮ったい黒色の大箱に再設計、名称も「TurboGrafx-16」へ変更し 16 ビットグラフィックスを訴求した。**「PC エンジンは強く、TurboGrafx-16 は弱い」**——同じハードが二つの市場で正反対の運命を辿った。
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ハードウェア仕様

メーカー
NEC + ハドソン
CPU
ハドソン HuC6280(65xx 派生)@ 7.16 MHz
GPU
ハドソン HuC6270 VDC + HuC6260 VCE — 同時 482 色
RAM
8 KB
解像度
256 × 239(標準)
音源
HuC6280 内蔵 6 チャンネル波形メモリ
メディア
HuCard(名刺大)/ CD-ROM²(1988 年〜、家庭用初の光ディスクメディア)

発売日

日本
1987-10-30
北米
1989-08-29

累計販売台数

公式数値
全世界 約 1,000 万台(PC エンジン全系列および北米 TG-16 を含む)
コミュニティ合意
日本 580 万台超 / 北米 約 250 万 / 欧州未発売

NEC およびハドソン 1990 年代後半の累計推計

派生機種

PCエンジン CoreGrafx / CoreGrafx II

1989 / 1991 JP

改良型ベース機

1989 年 12 月発売の CoreGrafx はダークグレー筐体、初代の RF 出力のみという制約を解消した AV 出力、コントローラのピン配列の小改良を加えた。性能は初代 PC エンジンとほぼ同じだが、日本後期の標準的な本体になった。1991 年の CoreGrafx II(白色)はさらに低価格で販売を継続し、1990 年代の日本家庭で最も多く見かけたPCエンジンの形態である。

PCエンジン SuperGrafx(PC-FX 前哨)

1989 JP

強化型本体

1989 年 12 月発売、価格 39,800 円。メガドライブと翌年発売予定のスーパーファミコンを先回りして潰す目的で投入された。HuC6270 VDC を 2 個搭載(合計 BG プレーン 4 枚、スプライト 128)、VRAM 64 KB、CPU RAM 4 倍。しかし開発ツールが未熟、ソフト互換性の問題が深刻で、**専用ソフトはわずか 5 本**(『1941 Counter Attack』『Aldynes』『大魔界村』など)に終わり 1991 年に静かに撤退。PC エンジン系列の商業的に最も失敗した中継機種である。

PCエンジン CD-ROM²(初代外部三点組)

1988 JP

CD-ROM 拡張

1988 年 12 月 4 日発売の CD-ROM² は**家庭用ゲーム機史上初の量産 CD-ROM 周辺機器**——メガ CD より 3 年早く、PS1 より 6 年早かった。動作には IFU-30 インタフェースと PC エンジン本体を組み合わせた三点セット(CD-ROM² 単体 32,800 円 + インタフェース 27,800 円)が必要。Ys I & II、悪魔城ドラキュラ X 血の輪廻、天外魔境 II はこのディスク上で誕生した伝説作である。

PC Engine Duo / Duo-R / Duo-RX

1991-1994 JP

HuCard + CD 一体型

1991 年 9 月発売の Duo(59,800 円)は HuCard と CD-ROM² を一体化、初代三点組のケーブル地獄を解消し、ヘッドホン端子と RGB 出力を備えた。Duo-R(1993、廉価白色版)、Duo-RX(1994、6 ボタンコントローラ付属)は収集圏でよく見られる後期安定型。Duo シリーズは PC エンジンプラットフォームの**最終形態**で、2001 年まで生産が続き 14 年の寿命を持つロングテール市場となった。

TurboGrafx-16 / TurboDuo / TurboExpress

1989-1992 NA

北米版と携帯機化

1989 年 8 月に TurboGrafx-16 として北米上陸——NEC-HE が可愛らしい白筐体を醜い黒色の大型筐体に再設計、CD-ROM 周辺機器が高額、Genesis の「Does What Nintendon't」マーケティングに完敗。1992 年の TurboDuo(HuCard + CD 統合版)は救済を試みたが既に手遅れ。1990 年の TurboExpress / PC Engine GT は**HuCard をそのまま動かすカラー LCD 携帯機**(249 ドル、単三電池 6 本でわずか 3 時間)、LCD 良率と電池寿命が普及を阻んだ。

1987 年 10 月 30 日、NEC ホームエレクトロニクスとハドソンが共同で PC エンジンを日本で発売した。価格 24,800 円——発売当時、世界最小の家庭用ゲーム機。本体は 14 cm 角の立方体で、名刺サイズの HuCard カートリッジを側面から挿入する設計。アーキテクチャは異色だった:8 ビット CPU に 16 ビット GPU を組み合わせるハイブリッド構成。これはハドソンの半導体設計チーム(HuC6280 系列)の工学的実験で、CPU は 8 ビット相当の速度を保ったまま画面同時 482 色を実現し、起動した瞬間にひとつ上の世代の視覚密度に到達した。

メガドライブの 1 年前、スーパーファミコンの 3 年前。 日本市場は応えた。PC エンジンは日本国内家庭用機の第 3 シェア(ファミコン、スーファミに次ぐ)を獲得し、寿命のほとんどの期間でメガドライブを上回った。1988 年 12 月、NEC は CD-ROM² を発売——家庭用ゲーム機史上初の光ディスクドライブ。セガのメガ CD より 3 年早く、プレイステーションより 6 年早かった。日本ファルコムの『イース I・II』、コナミの『悪魔城ドラキュラ X 血の輪廻』はこの CD で生まれた代表作だ。

海外では完全な失敗だった。1989 年北米で TurboGrafx-16 として発売されたが、すべての軸で外していた——NEC-HE が筐体を野暮ったい黒い大箱に再設計、マーケティングはセガの「Genesis Does What Nintendon’t」攻勢に押し負け、サードパーティ許諾は任天堂のロックアウト戦略に阻まれ、CD-ROM² 周辺機器は手の届かない価格設定。欧州では正式発売自体が行われなかった。「PC エンジンは強く、TurboGrafx-16 は弱い」——同じハードが二つの市場で正反対の運命を辿った。

派生機種は異様に豊富だった——CoreGrafx(色調リフレッシュ)、SuperGrafx(過剰設計の商業失敗)、PC エンジン GT(携帯版、携帯機ラインで別途収録)、Duo / Duo-R / Duo-RX(HuCard と CD を一体化)。アジアのレトロコレクター界隈において、PC エンジンは今も任天堂・セガ軸とは別系統の通好みの選択肢として位置づけられている。

ハドソンは 2012 年にコナミに完全吸収され、IP は現在コナミが保有。2020 年に復刻ミニ機 PC エンジン mini が発売された。

代表作

  • PC 原人(ハドソン、1989)
  • R-TYPE(アイレム、1988)
  • ボンバーマン '94(ハドソン、1993)
  • 悪魔城ドラキュラ X 血の輪廻(コナミ、1993)
  • イース I・II(日本ファルコム、1989、CD-ROM²)

CM / アーカイブ映像

PC エンジン CM 集(1987-1989 年)—— NEC + ハドソン 発売第一波 CM · YouTube アーカイブ投稿